物流は社会インフラです。しかしながら、社会環境の変化は加速しつづけ、それに伴い物流業界もまた新たなテクノロジーが次々と開発され、想像もしなかった企業の参入、あるいはライバル関係にある企業同士の協業など驚きの変化を遂げつつあります。このように目まぐるしく変わる環境の中、丸山としては社会やお客様に対して安定したサービスを提供しつづけ、かつ競合する物流会社との差別化を図っていかなければなりません。
　そのために当社では、将来を見据え「the 080ビジョン」という目標を掲げ、経営の多角化に積極的に取り組んでいます。このビジョンは、何らかのかたちで物流にシナジー効果を発揮するであろう８０の新規事業、８０人の経営者を創出していこうというもの。シェアオフィスSTUDIO080、WebコンサルMIraisense080、危険物倉庫、機能訓練専門デイサービス〝きたえるーむ“などはこのビジョンから誕生した事業です。そして新たな取り組みとして卸町物流センターを開設いたしました。
　このように事業の幅を広げるためには、経営感覚を身に付けた運営スタッフの存在が不可欠です。現在、人材育成の一環として新入社員研修「フレッシャーズキャンプ」、若手社員を中心とした研修「次世代リーダーズアカデミー」に注力しています。これらの研修で訓練を受けた若い社員が物流実務の経験を経て、やがて幹部として当社の７０周年、８０周年を担う人材に育ってくれるだろうと期待しています。そのとき当社がどのような姿に変貌しているか、今からとても楽しみです。