お知らせ
皆さんは会社で、同僚や上司の反応を気にせずに話をすることができますか??
会社の雰囲気って働く環境として大きな要因を占めていますよね。1日の多くの時間を過ごす職場がすご〜く暗かったり、上司や同僚と話すことが怖かったり苦痛だったりするともう大変です。会社に行くこと自体が嫌になりますし、そんな職場でのびのび働くことなんてできません。
ましてや新しいビジネスのアイデアなんて出てきません。

素の自分、自然体の自分を職場内でオープンに出来ること、そんな穏やかな雰囲気のある職場は「心理的安全性」が高い職場だと言えます。
「心理的安全性」が注目される様になったのはGoogle社が行った生産性向上プロジェクトです。組織の生産性向上には心理的安全性が重要であるということがわかったのです。
「心理的安全性」には組織力が向上する効果が3つあります。
1.組織メンバーの能力向上
心理的安全性が高い状態になると、誰にでも何でも話ができる状態になります。これにより職場内の風通しが良くなり人間関係の揉め事が起きなくなり、仕事に集中できる環境が維持できる様になるのです。人間関係が改善されるだけで仕事に集中することができる様になります。
2.イノベーションが生まれやすくなる
多様な価値観をメンバーが個性として受け入れることで、さまざまな意見やアイディアが出てきます。イノベーションが想像しやすい環境ができるのです。
安全性が低い組織は何か問題があっても「これは上司の考えることだから私には関係のないこと」として他人事と捉えてしまいがちですが、安全性が高い組織は、自分で状況を改善しようと前向きに考えるため問題を積極的に解決していきます。業務の改善やイノベーションが意識せずとも生まれやすくなるのです。
3.集団思考になりにくい
集団思考とは集団で会議をしたりした場合に起こる不合理な意思決定です。社内の噂やデマに惑わされて間違った決定をしてしまったりすることを言います。心理的安全性の高い組織では、どんなことでも自由に発言できます。もちろん反対意見だって大歓迎です。自分の意見をしっかりと伝えられる環境では集団思考に陥って変な結論を出すことを防ぐことができるのです。
このように心理的安全性の高い組織は、組織力も高い状態にあります。業務上で起きる様々なことに柔軟に対応することができる様になり、ヒヤリハットの報告やミスの報告など本来はあまり人に言いたくないような事もしっかりと迅速に報告することができるので、問題が生じた時でもスムーズに情報が共有できる様になるのです。
職場内の心理的安全性を高くすることは、実は職場の外で働いている人達の危険を減らすこともでき、会社全体が安全でいられる様にもなるのです。
会社の雰囲気を表す言葉に「社風」という言葉がありますが、この「心理的安全性」はその一つなのです。
職場内も安全に。運転も安全に。
管理本部/橋浦