株式会社丸山運送|Maruyama the 080
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物流コラムVol.45 「エシカルな物流とは」

最近「エシカル」という言葉を耳にすることが多くなりました。エシカルとは直訳すると「倫理的」という意味です。エシカルには「人や社会、地球環境に配慮した倫理的に正しい消費行動」という意味があるそうです。

最近は商品の製造過程や製品の廃棄に伴う環境汚染、その製品を製造するときの労働が児童労働などであることが問題視されるようになりました。

そこで、倫理的に正しい行動をしていこうというのがエシカルです。

エシカルとSDG’sとの関係

 

 

 

 

 

エシカルとSDG’sは非常に深い関係があります。SDG’sは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の頭文字をとったもので2030年までに達成を目指す国際的な17の目標です。エシカル消費を考えると特に「12つくる責任 つかう責任」とは深い関係性があります。つくる側とつかう側の両方が共に持続可能な生産消費形態を目指そうとすると、つかう側は環境に配慮しない製品は買わない。地球環境に配慮して買いすぎはやめる。ということが起こりますし。つくる側も環境を配慮しない製品は作っても売れない。使い終わることを想定しない製品は売れない。という考え方になるので、結果として持続可能な社会の構築に役立つのです。

倫理的に正しいことと経済性を両立させる

今までの資本主義では「企業は株主のためにある」とされていて、企業活動は株主に対して投資のリターンをするため短期的な利益を重視して来ました。しかし地球の環境が壊れてきている現在において企業活動は、社会的な価値を追求しながら、人や社会そして自然界に対しても倫理的に活動していくよう方向性を変えていかなければなりません。私たち日本人の経済活動は昔の近江商人のように「三方よし」の考え方で「売り手の満足、買い手の満足に加え社会的な貢献ができてこそ良い商売」というような経済活動に戻っていく時期なのかもしれません。

運送業の現場

日本では9割以上をトラック輸送が担っていると言われています。バッテリートラックなども作られていますが、実際は航続距離が短かかったり車両の単価が高く一般的な運賃では到底合わないような状態です。大手の企業様が電動トラックを使っていますが実際は広告宣伝費的な要素が多分に含まれているからできることです。

我々が考えるエシカル輸送

どうしたら環境に配慮した倫理的な物流ができるのでしょうか。その方法の一つとして鉄道や船舶などを利用する方法です。トラック輸送と比較するとCO2排出量は鉄道が1/13、船舶が1/5となっており非常にCO2排出量が少ない低炭素輸送が可能となります。しかし運行ダイヤがあるため突然の配送に対応できないこと、停車する駅や港が限られているので駅から先の配送手配が必要なことなどがあり。オーダーメイドの輸送を構築することは難しいですが、非常に低炭素な輸送が実現できます。

駅や港から先の輸送については、現在と同様のトラック輸送となりますが、燃料や利用するオイルをリニューアブル燃料のようなバイオ燃料に変更します。化石燃料に頼らないことにより、従来と同様の仕組みでありながらも環境に配慮した物流へと変更することができます。

消費活動の転換期

アフターコロナで消費市場の変化が加速し、環境問題に対する取組もさまざま行われています。買い物の際にはマイバックが当たり前になりましたし、プラスチックのカトラリーもほとんど見かけることがなくなり日常にエシカルなアクションが増えてきました。

今後は地域活動の活性化や雇用問題、人や社会、地域に配慮した消費行動をとっていない企業や個人は敬遠されるようになっていくのかもしれません。

私たち物流業は環境を破壊して経済活動をしていた業界の一つかもしれません。これからの物流をエシカルな物流に変える。持続可能な物流へ変えることがこれからの私たち丸山運送の重要な課題の一つです。

管理本部/橋浦

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