株式会社丸山運送|Maruyama the 080
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輸送物流 宮城 【株式会社丸山運送】

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物流コラムvol.55: 中国に見る物流/流通網整備の大切さ

日本の人口減少が急加速している。特に地方においては完全に減少カーブに突入し、マーケットを国内ではなく海外に見出す動きが強まっている。現在は長引く円安の影響で輸出に有利な状況だ。ここ数か月の国際物流の乱れはあるものの、海外への展開には好機であることに間違いはない。しかし、日本企業の海外輸出はなかなか中国のようにスピーディーには進まないのが現状だ。

コロナ禍の時、中国のマスク輸出のスピードに驚愕したものである。弊社でも、ある企業様からマスクを購入した際に輸入先となったのはやはり中国だった。この時、中国では無数のマスク製造業者が瞬時に立ち上がったらしい。

なぜこれほどまでに速いのか。一体何が違うのか。一説によると、中国での生産物は結果的に輸出するにしろしないにしろ、輸出可能な手続きや検査を通す前提で作られているという。これは、実際に20年前から中国に展開し、日本に向けて食品を輸出されている日系企業の経営者の方に伺った話だ。つまり、そもそも海外のマーケットは前提になっており、複雑な手続きも前提になっている。商談がまとまりすればすぐに出荷できてしまう、そういった環境だそうだ。

一方、日本の海外展開は非常に腰が重いと言わざるを得ない。海外商談会に臨む段階で、物流や流通の手段を何も持たない状態で臨む企業が非常に多いのが実態である。日本の商品は質が高い。故に、商談会で気に入られて、その場で購入の条件確認に進むことが少なくない。「FOB東京の料金はいくらですか?」「FOBって何ですか?」こんなやり取りで、大切なチャンスを逃していることは無いだろうか?

企業の海外展開、これはもう避けて通れない課題である。その入り口からサポートし、経済を止めない、流通を止めない、これもまた、我々国際物流業者の役割の一つではないかと思うのである。

開発営業部 櫻井正悟

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