国道や自動車道は無料なのに、なぜ高速道路だけが有料になっているのでしょうか？それは国道は建設費や維持費を税金で賄われているのに対して、高速道路は借入金で建設費や維持費を賄っているのでこの資金の出資場所の違いが高速道路が有料になっている理由だそうです。

もともと借金を返すために有料になっているので、返済が終われば無料になるのですが、その返済終了が2065年9月に設定されています。返済終了すれば高速道路は無料になる見込みなのですが、皆さんご存じの通りこの返済期限は度々延期されていますので、恐らく今回も予定期日の無料化は実現しないかもしれません。

無料化は歓迎すべき事ではありますが、当然のことながら高速道路を利用する人が増加すれば渋滞カ所が増える事が予想されます。慢性的な渋滞が発する事により物の流通や運搬が滞り物流に混乱を招く恐れがあります。個人的には完全に無料化するのでは無く、事業用で使用する場合は高速料金を大幅に減額し減額された数パーセント分はドライバーの給与に反映させるというルールを作り、渋滞の発生を抑制しながら物流も滞らない方法を模索して欲しいと願っています。

運輸事業本部　佐々木