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上海ジャパンデスクだより/上海・寧波港における大幅な遅延と港湾混雑に関する緊急レポート

【要点サマリー】

  • 現状: 台風の影響等により上海・寧波沖で100隻超が待機中。北アジアで200万TEU以上の運力に影響。
  • 要因: 8月上旬の台風による60時間超の作業停止、クリスマス貨物ピーク、紅海迂回による運力不足の重複。
  • 見通し: 正常化は9月上旬以降の見込みだが、直後に連休前ピークが控えるため、第3四半期を通じた長期的な警戒が必要。
  1. 港湾滞留の現状

上海港および寧波港にて深刻なコンテナ船の渋滞が発生しております。業界データ(Linerlytica等)に基づく最新レポートによると、長江河口沖の錨地には100隻以上のコンテナ船が滞留しており、北アジア全体では200万TEUを超える運力が遅延・混乱に巻き込まれています。

  1. 複合的な発生要因

主な原因は、8月上旬に相次いで発生した台風(9号・12号・13号)の影響で、両港におけるターミナル作業が累計60時間以上停止したことにあります。

これに加え、8月は欧米向けクリスマス商戦用貨物の最盛期にあたり、元より高水準だった需要に作業停止が直撃する形となりました。さらに、紅海回避(喜望峰迂回)に伴う航海日数の増加(片道10〜14日延)によってグローバルな実質運力が約10%低下しており、船社の過剰予約がこの混雑に拍車をかけています。

  1. 今後の展望と対策方針

現地の知見では、現在の滞留消化には3〜4週間を要し、9月上旬にかけて段階的な緩和に向かうと見られています。

ただし、9月中旬からは中秋節・国慶節前の大型連休に向けた駆け込み出荷期に入るため、第3四半期全体を通じて「混雑の緩和と再発」を繰り返す公算が大きいです。突発的なスケジュール変更やロールオーバー(積み残し)のリスクを織り込んだ、余裕のある供給網管理が推奨されます。

詳細につきましては、弊社・上海ジャパンデスクまでお問い合わせください。

TEL: (+)86-186-2163-9363

 

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