株式会社丸山運送|Maruyama the 080
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物流コラム Vol.1:サプライチェーンにおける物流の重要性

近年、サプライチェーンという言葉が浸透し、【SCM(supply chain management)推進室】のようなセクションを設ける企業が増加してきた。 サプライチェーンとは、原料調達からエンドユーザーの手に商品が渡るまでの全プロセスのつながりを指す。つまり、企業が生産、販売、流通を行うすべての段階を連続的に捉え、原材料調達、余剰在庫の削減など全行程の適正化を目指すものである。需要の見通しに変化が大きい商品の生産に用いられることが多かったが、現在では多くの生産活動に取り入れられている概念である。

企業が経費削減に取り掛かる場合、特に日本企業においては物流費の削減が真っ先にターゲットとされてきた。1990年に施行された物流2法による規制緩和で運送業界は新規参入が相次ぎ、需給バランスが崩れたことで運賃のダンピングが発生し、物流費低下に拍車をかけたことも大きな要因である。実際、この時代は代わりの物流業者には事欠かなかった。

だが現在は、日本全体の運びたい貨物量に対して運送能力は全く追いついていないのが現状である。特に、3月前後の年度末や引っ越しシーズン、GW前、お盆前、そして正月前などにはトラックの取り合いになるのが通例となっている。そして、敏感なメーカー、製造業者はそのことに気付き早めの輸送手段確保や物流ベンダー拡大の動きを取っている。このことが意味している事実は、「モノを作っても運べなければ供給責任を果たせない」ということである。

物流費は確かにコストである。物流業界に努める筆者でさえ、高い送料は払いたくない。しかしながら、今後物流費が削減できる要素が見当たらないことに加え、強い物流網を持つ企業が勝ち残っていくことが予想される。そういった意味でも、【物流】の存在価値が見直される時期に来ているのではないだろうか。

 

2021年5月6日

株式会社丸山運送  マーケティング本部

本部長 櫻井 正悟

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