NEWS
お知らせ
物流コラムVol.13 「将来ただ一つだけ判っている日本の未来について」②
三浦です。
前回のコラムの最後でロジスティクス4.0がロボット・A I・IOTによる人の介在を必要とするプロセスが大きく変える。ならば物流会社は何を付加価値としてこれから事業展開していかなければならないのかを省人化の視点から考えてみます。
まず結論として前回述べさせて頂いたようにAI/ロボティクス/IOTの介入で考えられるのは割合の大小は置いておいて間違いなく物流スキームに人が介在するプロセスを減少させる効果があるという事です。
これまで個人的な技能や人海戦術に依存する領域が多かった物流業界ですがロボティクス/
インフラ技術の向上の一例として
アシストロボット・倉庫ロボット・RFIDコンベア・ドローン

これらを活用することによる期待効果を挙げてみます
- 必要な人員数が削減される
これまで人が担当していた業務領域を代替することができる
結果必要な人員が削減される
=人海戦術依存からの脱却
- 誰でもできるようになる
経験や技能を機械で補うことで作業担当者のスキルが平準化される
労働力確保のハードルが下がる
- ハードな仕事がなくなる
力仕事や効率的な作業で長時間労働を必要としなくなる
上記に続き労働力確保のハードルが下がる
言い換えれば採用が容易になる
「省人化」これが、A I・I O Tの技術の進化によって物流業に携わる組織が得られるベネフィットとして大きいものの一つになります。
上記のようにオペレーションの主体が機械やシステムに置き換わることで人や会社による物流サービスの差が小さくなることが想像されます。

今、リアルタイムで実運送に携わっている感触では極端に人が携わる領域が0になるということは考えにくいのかなと心の奥では思っているのですが、間違いなくこれからの数年間で物流業の装置産業化が加速することは想像に難くないと思います。