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物流コラムVol.14 商業車を取り巻く環境
前回お話しさせて頂きました環境・法規制に続きまして、石油枯渇による社会的背景・経済性についてお話しさせて頂きます。
「地球上にある天然資源は無限にある・・・いや、有限である」
では残り何年度枯渇するのでしょう。

使い方により約30~40年と言われています。このまま使い続けていくと社会的にどのような影響があるのか。私たちの身近なところで二酸化炭素が急激に増加し温暖化が進み各地で異常気象が発生。また、海面上昇し洪水、食料不足など全世界で起きうることでしょう。
その様な危機的状態を回避するためにも全世界で注目しているカーボンニュートラル脱炭素社会の推進が急務になっています。
では商業車のカーボンニュートラル推進に向けた課題とは…
普通車のEV化は世界各国で開発が進み各地で走っている中、私たち国内ではどうでしょうか?各社とも研究開発が進み市場に出るのも間近ですが、あくまでも乗用車で商業車のEV化の話題は乏しいのが現状です。その中ですでにEVトラックで配送している物流会社があります。その物流会社からお話をお聞きしたところ「一回の電気充電で約100kmの走行が可能です」とお話しされました。走行距離が100kmとはすごいのかそうでもないのか判断が付きません。単純に言いますと常に半径50km圏内の配送であれば十分使用できると思います。しかし、それ以上走行しなければならない配送に関しては、途中で充電しながらの運行になる為配送に時間が掛かる事になります。

今後の問題として
- 車両金額が通常の同車種より高い⇒EV商業車導入を促す補助的処置
- 多種多様のニーズを満たす⇒商業車の開発・生産力の確保
- エネルギーの確保⇒給電・バッテリー交換などの設備
- 配送の仕方を変えて行く⇒インフラの整備 など
今後、変化するスピードはどんどん加速することは間違いありませんが、我々がそのスピードに乗り遅れない様注視していきたいと思います。