お知らせ
丸山運送 三浦です。
先日、毎年恒例の運輸事業本部安全大会が行われました。
安全大会では、安全セミナーをはじめとする社員への安全意識の啓発や普段ハンドルを握り最前線で業務にあたっているドライバーへの無事故表彰を行いました。
先日定年退職されましたが、当社に入社して35年間一度も事故を起こしていないドライバーの方もいらっしゃいました。たまたま達成できるようなことでは無いと思いますし、その方の安全に対する意識に畏敬の念を抱きます。
さて、当社では一般公道を使わせていただき、物流サービスを提供しておりますが、サービスの基本の”き”に考えることとして安全の確保としています。これは当社の経営理念の第1項として定めていることもあり、ドライバー職に限らず社員全員が共通の価値観として大切にしていることです。
どの業種にしてもそうだと思いますが、サービス提供の一丁目一番地が安全であること。どれだけ付加価値の高いサービスを提供しようにも、安全が損なわれているサービスに付加価値など存在しないからです。
残念ながら、日々報道では車が絡んだ事故の報道を毎日のように見かけます。私たちはそれを他人事と思わず、日々安全の確保を社員全員で考え、一人一人が行動に移しています。
少し前の話になりますが、WBCで世界一を勝ち取った侍ジャパンのヘッドコーチを務めた
白井一幸さんは、召集後、まず選手たちに「とにかく全力疾走してほしい」と話したそうです。
走塁の判定については相手選手の守備プレーによりますから如何ともしがたいですが、全力疾走は選手がやろうとすれば誰もができること。
WBCではヌートバー選手の毎打席全力疾走が注目されていましたが、実際にそれで中国戦では一塁ゴロが相手のエラーでそこから勝ち点に繋がりました。
“凡事徹底”当社における”安全”はおそらくハンドルを握るドライバーをはじめ、社員一人一人誰もが分かっていることだと思います。
しかし、それを実際にわかっていながら「やり切り続ける」ことができているか否か。
人は弱い生き物です。まあいいかと怠けようと思えば怠けるのが人間です。
やり続ける難しさをわかっていながら、それでもしっかりやり続ける。
冒頭にご紹介した35年間無事故だったドライバーの方は凡事徹底がしっかりなされていたのだと思います。
「誰もがやろうと思えばできる全力疾走」は何か。
その「全力疾走を常にやり続けているか」。
2023年度の折り返し地点、安全について改めてチェックしてみることにはとても大きな意味があると思っています。