株式会社丸山運送|Maruyama the 080
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物流コラムVol.32 「高度物流人材の育成・確保」

三浦です。

国土交通省の発出する2020年代の総合物流施策大綱内でサプライチェーン全体の徹底した最適化について重要施策の点で下記の5点が挙げられています。

1.物流デジタル化の強力な推進

2.労働力不足や非接触・非対面型の物流に資する自動化・機械化の取組の推進

3.物流標準化の取組の加速

4.物流・商流データ基盤の整備

5.高度物流人材の育成・確保

この中の5番目の高度物流人材の育成・確保についてお話しさせていただこうと思います。

まず、前談ですがD Xについて触れてみます。

数年前まではD Xとはデラックスの印象だったのが、今やほとんどの人がD X=デジタルトランスフォーメーションと解釈できるほど、言葉の認知が広がったと思います。一方、具体的にDXとは何を指すのかという問いに対しては、だいぶ回答がばらける言葉だとも感じています。当然当社でも取り組んでいることではありますが、国交相では物流D Xについて「機械化・デジタル化を通じて物流のこれまでのあり方を変革すること」(物流D Xにより他産業に対する物流の優位性を高めるとともに、我が国産業の国際競争力の強化に繋げる)としています。余談ですが、これには3の「物流標準化の取組の加速」と互いに促進し合いながら進めるべきことと考えられます。

話を戻して、物流業界における課題は業務属人化、多岐にわたる仕様、システムの煩雑さにあります。オペレーション改善・働き方改革の観点から作業プロセスを単純化・定常化するということでうす。定義を進めていく中で、考えるべきことは誰がどのようにそれを実現するのか、人材要件とは何かを考えてみます。

そこで、先日拝見した国土交通省の資料に「我が国における物流教育の現状と各国比較」というものがありました。日本・アメリカ・中国・欧州の物流教育について大学/社会人教育の観点から比較したものです。

比較してみて感じることは日本では物流やサプライチェーンに特化して学べるカリキュラムが揃っている学校は7校ほど、中国では数百校、アメリカでは50校、欧州(ドイツ)では130校ほどとなっております。厳密にカウントすると違うのですが諸外国と比較すると日本は物流に特化した教育を学ぶ機会が少々少ないのかもしれません。

続く

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