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物流コラムVol.37 「与信 1」
読んで字の如く、信用を与える。
取引先からの支払に末締め翌末払いなどの猶予を与える事になり、
運賃・国税とあらゆる料金を立て替えるのが当然のようになっている。
昭和40年の入社時から立て替えるのが当たり前の環境で育った。
『現金で支払います』と言うお客様以外は全て立替へで、末締めの翌末払いが決まり文句
結果は自転車操業で倒産・夜逃げもあった。
しかし、高度経済成長と共に、輸出入とも毎月取扱増となると、数億円単位の立替金が発生
各社大きな問題となったが、立替出来ないは、金が無い業者と信用問題などで
顧客喪失に繋がり、どこも口火を切らない。延納などまだ無い時代だった
海貨業者は、航空フォワーダーが安易に立て替えた結果だとの非難の声もあった。
当時の上司が言った言葉が忘れられない
『江戸時代から駕籠かきの料金は前払いだった。何処から何処まで幾らと設定され、支払って乗っていた。それがいつから後払いになった、おかしいと思わんかね?』
国税は昔ほど大口立替が少なくなっていると思うが、運賃含め毎月多額な立替金が発生
あの頃は、当社のように稟議決裁で現金か与信かが明確になってはいなかった。
獲得顧客は回収責任がついて回る事務分掌、支払いが遅れると気が重くなった。
昔は良かったと言いますが、皆さん明確な基準がある当社は良いですね~!
国際物流本部/寺山